1.2 複雑な変化
周期関数の振幅をα倍、周期数をβ倍していき、その級数和をとると、ワイエルシュトラス関数とよばれ、
と表せる。
ホワイトノイズはこれで表現できる。
で、時間軸と関数値軸を異なるスケール変換しているので、自己アフィン相似性とよぶ。
s<-0.1 T<-1:100*s N<-50 alpha<-2/3 beta<-2 x<-c() ax<-c() #x(t)の計算 for(i in 1:length(T)){f<-function(x,i){(alpha^(x+1))*cos((beta^(x))*i*s)} x[i]<-sum(f(0:N,i)) } plot(T,x,type="l",ylim=c(-1.5,1.5),ylab=("")) #αx(βt)の計算 for(i in 1:length(T)){f<-function(x,i){(alpha^(x+1))*cos((beta^(x+1))*i*s)} ax[i]<-sum(f(0:N,i)) } par(new=TRUE) plot(T,ax,type="l",col=2,ylim=c(-1.5,1.5),ylab=("")) par(new=TRUE) #2関数の差 plot(T,(alpha*ax-x),type="l",col=3,ylim=c(-1.5,1.5),ylab=(""))
べき関数がを満たすときの条件は
なので
と表される。
グラフとしてのフラクタル次元Dは
と表される。
はハースト数とよばれる。