歴史は「べき乗則」で動く 第2+3章

今回から具体的な事象を扱っていきます。
まずは地震です。

地震には明確な前兆が(少なくとも発見されて)なく、
また巨大地震にも規則的な周期は(発見されて)ない。

そこで、世界中の地震の規模と回数の統計を取ると、
べき乗則冪乗則 - Wikipediaが成立していることがわかった。
べき乗則にはスケール不変性という性質が存在する。
つまり、「典型的な」値が存在せず、どんな2つの値を単純な規則が成立する。

とすると、大地震の周期や前兆を探すことは無意味になってしまう。
(仮に、地震の大きさに比例して大きく観測される前兆があれば別だと思いますが)

では、べき乗則はどのように考えればよいのか? →5章へ続く
その前に、べき乗則についてもう少し詳しく →4章へ続く