歴史は「べき乗則」で動く 第6章

この章で扱ってるのは相転移についての臨界状態から導かれる普遍性を扱ってました。

相転移相転移 - Wikipedia状態にある物質は臨界状態にある。
カピッツァによって発見された超流動超流動 - Wikipedia
超流動体は複数の粒子がまとまって存在しているそうで、ここにフラクタル性があるらしいです)
ウィリアム・ギルバートによって記された鉄磁石の性質404 Not Found
鉄磁石についてオンサーガーが統計力学を用いて詳しく解析しようとしたが、鉄原子そのものが互いに影響を与えるためにうまくいかなかった。
しかし、カウフマンの手を借り、モデルをさらに簡略することでべき乗則が成立することを導いた。

レオ・カダノフはこれらの事実をまとめ、臨界状態にある物質のべき乗則の値は、その物質の形状と存在する次元だけによって決まるという法則を見出した。
ここで臨界的思考というものが成り立つ。
つまり、個々の物体の形状や、存在する次元を見極めて、どの普遍性クラスに属するかを導くことである。
これを見極められれば、べき乗則の値を知ることができる。